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【ぼくうみ】世の中の99人の人間は・・・


「ぼくはうみがみたくなりました」は山下久仁明氏による小説で

映画化もされている自閉症の青年が主人公の作品です。

ここ丹後でも4月2日の世界自閉症啓発デーにあわせて有志による上映会が行われました。

わたくしはこの作品について観たいなと思っていたのですが、この度、観る機会がありました。

この作品には観た誰もが口をそろえて言うであろう名言シーンがあります。

そのシーンを一部引用したいと思います。

以下は引用です。

 

淳一君:自閉症の青年 慎之助:幼いころ淳一君を預かっていた幼稚園の園長

(慎之助)

とりあえず障がい者の割合を100人に1人としてみよう

そう とするとだ―

100人の人間がいてその中に―

淳一君みたいな子は 何人?

(慎之助)

じゃあもしその中から―

淳一君を 変な言い方だが排除したとする

いなくする・・・ と?

(100人に1人の)淳一君を除く

99人のうち1パーセントは―

0.99人で約1人―

やっぱり一人でね

(慎之助)

たとえ 淳一君が

いなかったとしても―

残りの99人の中には

淳一君の代わりに―

障がいを持つ誰かが必ず現れる

(慎之助)

1パーセントはゼロじゃない

世の中の99人の人間は 

100分の1の負担を―

全て淳一君に 背負ってもらえたからこそ

普通に生きていることが出来る

99人は 淳一君のことを邪魔にしないで

かえって 淳一君に

感謝してほしいんだよなあ

 

以上が引用です。

文章では正直伝えきれませんし、そもそもここまで引用してしまって

大丈夫だろうかと思いますが、この映画の伝えたいことをより知ってもらうために

引用させて頂きました。ぜひ、慎之介の生の声を映画を観て感じてほしい。そう思います。

ひとつ気になるシーンがありました。ミニカーを並べている子どものお父さんが

淳一君に対して「排除したらいい」ともとらえられるような発言をするシーンです。

でもね。その自身のお子さんが淳一君と同じ自閉症だったとしたら

そんな発言できないでしょと思うのです。

(ミニカーを並べていると書きましたが、モノを並べる行為は自閉症に見られる行動として

映画では描かれていました)

障害のある子を抱えた親でありきょうだいの苦悩は絶えませんが

親でありきょうだいも99人の人間であるのなら

やはりその100分の1の負担は障害を持って生まれてきたその子が背負っている

ということ。(発達障害の場合は遺伝もありますので必ずしもそうとは言い切れませんが)

発達障害でない(自閉症スペクトラムに当てはまらない)人のことは定型発達といいます。

ぜひ定型発達の人にこそこの映画を観てほしいそう思います。

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2017年07月28日(金)京丹後市大宮町「つねよし百貨店」にて

大人の凸凹Fridayプレ開催 詳しくは当会ホームページ

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2017年08月10日(木)与謝野町内福祉事業所で居場所第2弾開催へ

詳細は近日お知らせします。

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