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27歳のReLIFE


豊岡劇場で8月4日まで公開中の「ReLIFE」を観ました。

まず、映画館でラブコメなんて絶対観ないだろうと思っていたわたくしが

なぜ映画館まで足を運んで観たかというとただのラブコメではないということ。

なんといっても主人公の設定が27歳の無職・独身・後悔なんて書いてあるから

まぁ無職じゃないけど人生やり直せるならどんなもんなんだろうと。

27歳設定は、わたくしと同い年でもあり、そこが奇遇でもあったということ

もあります。

主人公はある「謎の男」に出会い、ReLIFEというプログラムを勧められます。

それは、ニートを対象にした社会復帰プログラム。1年間限定で高校生活を

やり直せるというもの。プログラム終了後の就職先も斡旋してくれるのです。

主人公は就職はしたものの「ある事件」をきっかけに辞めてしまいます。

就活はするものの再就職先は決まらない。そこでReLIFEすることになります。

これは、過去に戻るわけではなく、そのままの時代を

27歳のまま17歳の高校生を演じるという江戸川コナンのような

そんなストーリです。

27歳の先輩として彼は17歳の高校生らに自身の経験からモノを申す。

大人になったらわかるというけれど、大人はそれを何も教えてくれない。

「大人になってから遊べるじゃん」なんて言うけれど、大人の世界は理不尽だらけ。

競争社会だし、余裕はないし、お金はあっても遊ぶ時間なんてない。

ましてや、高校時代の友達と集まって遊べる時間なんて持てるはずもなく

「あーあの時もっと遊んでおけば」と後悔している大人も少なくはないはず。

でも、あの時やれなかったことをといろいろやっている大人もいる。

それはある意味、ReLIFEなんだろう。今からでも決して遅いわけではない。

27歳なんてまだまだこれからだ。

実はこの作品を上映している、豊岡劇場もReLIFEなのです。

実は前身のの豊岡劇場があって、一度閉館。でも地域の居場所を

なくしてはいけないと、クラウドファンディングを募り復活したのです。

映画館まで足を運んで観たもう一つの理由がそれでした。

映画館のスタッフがこの作品を上映作品に選んだのもそういう思い

があったのでしょうか?豊岡劇場は人生について考えさせられる

作品は多いです。

わたくしも今、ReLIFEしています。あの時できなかったことを

存分に楽しみたいと思っています。

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