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3.11に考える仮想将来世代

  • よさの大人の凸凹の会 藤原
  • 2018年3月11日
  • 読了時間: 3分

先日、まちづくりのデザインの講義を受けてきました。

わたくしの住む、与謝野町は「みらいがみえる」をコンセプト

とした、総合計画の策定を行って、先日、答申が行われたことは

このブログでも紹介した通りです。

わたくしは、今を見らずにみらいばかりをみていることに

疑問を抱いていました。ところが、実は、みらいというのは

仮想将来世代のことを言っているということを今回の講義で知りました。

仮想将来世代を分かりやすく言うと、タイムマシーンに乗ってきた

ドラえもんであったり、セワシになります。

その対義語として現世代があります。今生きているすべての世代のことです。

のび太はもちろん、しずか、スネ夫、ジャイアン、先生、パパ、ママなど

のび太と同じ今の現代を生きている人全てを指します。

つまり、みらいを考えることは、仮想将来世代になりきって考えること。

未来について想像し、今何をすべきかを導き出すことなんだそうです。

つまり、わたくしが考えていたこととは真逆のアプローチなわけです。

今日で、東日本大震災から7年。8年目へ突入しました。

震災直後は、当時未曽有ともいわれ、想像もつかないことだと

言われていました。でも、今なら、この東日本大震災レベルの

災害を仮想将来世代の想定に盛り込むこともできます。

まさに今の復興は、次の時代の大きな災害に備える仮想将来世代

の考えで進んでいるのでしょうか?

将来は宇宙で生活することも可能になる時代も来うるといいます。

過疎化であるとか、人口減少とか言われますが、宇宙が生活の拠点に

なれば、今までのような土地に住むことがすべてではなくなり、

地震や津波とは無縁の居住空間ができる時代もくると思います。

日本という国土がこれから、人が住まない国土になるかもしれない。

無人島ならぬ、無人国土が広がるそんなこともなくはないでしょう。

その時代の人物になって考えたなら、今の復興ビジョンは将来

負の遺産にならないだろうか考えさせられます。

仮想将来世代になりきって考えること。将来はどうなるかは誰にも

わからない。でも、いつの時も将来を予言している人がいます。

まさに、ドラえもんの作者であり、鉄腕アトムの作者がそうです。

その通りになってないじゃないかと思われるかもしれませんが

未来を想像した人が未来を創造しているのはありますし、

それが現実化している面もあります。

「いやいや~将来のことなんて考えたって・・・」

「そんなこと誰にだってわからないし」と

言いたくもなりますし、そう言われることもあります。

今回の講義を受けてその考え方は誤解であることに気づかされました。

物事が起きてから考えてしまうのが現世代型の日本人の

特徴だと思います。それを仮想将来世代の考え方にすることで

今、何を取り組むべきかが見えてくるそこが大事なんでしょうね。

それは、まちづくりの中のハード面だけでなく、福祉サービスなどの

ソフト面にも言えることだと「もしもに仮想将来世代になりきって

備えること」大切だなと思います。

AIがカウンセラーや相談支援員になる時代もそう遠くはありません。

今後は、人が人を救うのか、寄り添えるのか?支援者は自問自答しないと

いけないと思います。仮想将来世代になりきって考えて頂きたいです。

 
 
 

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