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真の『ごちゃまぜ(まぜこぜ)』について考える

最近、福祉や介護の面でよく聞かれるようになった

「ごちゃまぜ(まぜこぜ)」ホントのところどうなんでしょうか?

「ごちゃまぜ」とは障害の有無や年齢や性別を問わず、

誰もが支えあい助け合うという「ごちゃまぜの福祉」の精神

とのことで、金沢の社会福祉法人がやっている取り組みが

モデルケースになっているようです。

わたくしがこの「ごちゃまぜ」について知ったのは

当丹後地域で、金沢のモデルケースを基に事業を行う

福祉法人が現れたからです。

その取り組みを知って、非常に注目していて

応援していきたいという思いもあり、その思いは

当時だけでなく今も変わらないのですが、

残念ながら、このごちゃまぜ、真のごちゃまぜとはまだまだ

言えないのが実情なのです。

わたくしは、ごちゃまぜの事業に携わっているわけでもありませんし

部外者が軽々しいことは言えないのは承知の上なのですが

本当にごちゃまぜにしたいのは障害の有無や年齢や性別はもちろんのこと

「地域全体のごちゃまぜ」が真のごちゃまぜの姿ではないのかな

と思うのです。

でも残念ながら、この丹後地域では、各地でそれぞれの法人が

それぞれに事業を行っています。一つの法人が地域にあるより

さまざまな法人がそれぞれの特色で事業をすることでそれぞれに

補助金がついて地域の福祉が成り立っていることは分かるのですが

でも、それではある法人が「ごちゃまぜ」をした、でもそれを

別の法人から見ると違った風に見えてしまう。法人も違えば

世界も違う(同じ地域なのに・・・・)

他の法人もそれを見習って「ごちゃまぜ」をしようとする。

でも、A法人の「ごちゃまぜ」とB法人の「ごちゃまぜ」は

また別の「ごちゃまぜ」になってしまって結局、

統一感がないごちゃまぜが地域でのそれぞれにひろがってしまう。

これでは「地域全体のごちゃまぜ」である真のごちゃまぜには

ならないのです。

究極のごちゃまぜは福祉法人間を越えたごちゃまぜでないと

と思うのです。

ごめんなさい。真のごちゃまぜは「福祉法人」には

できないんじゃないかなあ?

真のごちゃまぜができるのはその地域に住んでいる住民

町内会であり、自治会でありNPOでありそこを巻き込まないと

真のごちゃまぜは実現しないのではないでしょうか?

真の「ごちゃまぜ」は法人がやることでない、地域の住民が

一丸となっていやること、そのためには、地域内の格差も

解消していかなければならない、丹後の各町が合併してから

10年がたっています。未だに旧町単位でのまとまりでは

一向に「地域全体のごちゃまぜ」にはならないです。

それぞれがそれぞれにバラバラに物事やっていても

進まないでしょう!やはりそこを考えていかなければ

一体感のないものになってしまう。

これをわたくしは非常にもったいないと感じています。

家族会にしても当事者会にしても地域でごちゃまぜ出来ていけば

面白いし、それぞれがそれぞれに事を動かすよりも

すんなり動いたりする。以前のブログに書いたように

当事者は労力を使うことを非常に嫌気がさしているのであって

真の「ごちゃまぜ」が実現すれば、もっともっと生きやすい

住みやすい地域になるそう感じています。

賛同者の声をどんどんどんどん上げていって

真の「ごちゃまぜ」を実現するために取り組んでいきましょう!

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