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発達凸凹と定型発達の垣根はそもそも・・・ない!

大阪では、大規模なバリアフリー展が開催されていたそうで、

Facebook上ではそういった投稿も見かけました。

さて、バリアフリーを考えるうえで、まだまだハード面が

大きいのかなと感じます。その一方で当会が取り組んでいるのは

「心のバリアフリー」。障害のある人、そうでない人も笑顔あふれる

社会を目指して、様々なことに取り組んでいます。

障害者を取り巻く障壁として

1.物理的な障壁

2.制度的な障壁

3.文化・情報面の障壁

4.意識上の障壁

の4つがあげられるそうです。

発達障害者にとっては、壁や段差などの物理的な障壁

については取り除く必要はないですが、音や光などの

感覚過敏については物理的障壁として配慮が必要

名のではないかなと思います。

特に、意識上の障壁は発達障害への理解それに

限るかなとそこを偏見なく、理解してもらえることは

心のバリアフリーの実現の上で欠かせないことです。

さて、皆さんに問います。(わたくし自身にも問いています。)

発達凸凹と定型発達の垣根はありますか?

(以降、この記事では発達障害のことを発達凸凹と

表現します。なぜなら、障害という言葉に語弊があるからです。)

「垣根があるから凸凹の会やってるんじゃないの?」

なんて声も聞こえてきそうですが、そう思われているとすれば

逆に当会の活動によって垣根を作ってしまっているのではないか

と反省したいところです。

「垣根はありますか?」

この質問をわたくし自身に問うと

「それはわたくし自身であり、社会が作ってしまっている

そのことに気づいていかなければならない、

そもそも垣根はないはず」そう答えます。

誰にだって、得手不得手があります。

だからこそ、発達凸凹、定型発達問わず

だれもが凸凹なんです。

それに対して、本来なら垣根はないはずなのです。

同じ人間であり、同じ仲間たちであるのです。

垣根は残念ながら、わたくし自身であり

みなさんの心によって作られてしまっているのでは

ないでしょうか?

だからこそ、それぞれの立場がそれぞれに

垣根を作ってしまっているのです。

そもそも垣根はないはず。

先日、凸凹視察団で訪れた、One day cafe.kyotoさまでは

「垣根はなく、みんな同じフラットな感じでやる」と

いうことをおっしゃっていました。

当事者・支援者という肩書は捨てて同じ人間として

向き合っていくことってとても素敵なことだと思います。

参加者の中からも「発達凸凹うんぬんということよりも

それぞれの人として苦手なこともあるしそれを受け入れて

いくことが大切だと思った」というような声があり

とても感銘を受けました。

だから、みなさんがもし、当会の取り組みについて

垣根を感じてしまっているのなら、まずは、わたくし自身が

そういうものをなくしていかないという思いです。

皆さんが垣根を感じず、フラットにかかわれる場所を

実現するためには、みんながフラットな気持ちでいられること。

発達凸凹と定型発達の垣根はそもそも・・・ない!のだから。

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