きっかけを作る意義。始まりと終わりの関係
- よさの大人の凸凹の会 藤原
- 2018年4月27日
- 読了時間: 4分
今年度の方針として「きっかけをつくる」を掲げています。
まず、当会が立ち上がったきっかけって何だろうと振り返って
見ました。
それは、「発達障害を受け止めて生きていくべきだと思う」
といったある方の言葉にありました。
それがきっかけとなって舞鶴「いさざ会館」で行われていた
大人の発達障害ワークショップに参加したのです。
では、大人の発達障害ワークショップを知ったきっかけは
何だったのだろうかと考えるとFMまいづるというコミュニティ
FM放送局もポットキャストにワークショップの主宰者の
出演音声が上がっていたからです。
それを聴いて舞鶴に発達障害のワークショップなんてあるんだ
といつか行ってみたいと考えていました。
そして昨年の3月初めてそのワークショップを訪ねたのです。
その時までいさざ会館というものも知りませんでした。
今でも、相当数の丹後の人は知らないと思います。
そのワークショップで、丹後には発達障害の当事者会的なもの
がないという話をしたら、主宰者の方が「つくってみたら?」
と投げかけてきました。その時はまさか立ち上げるなんて考えて
いませんでした。
それが、4月から6月にかけて現実化してきます。
そのきっかけは、昨年4月2日に行われた自閉症啓発デーの
ブルライトアップでした。「丹後には発達障害の居場所を作ろう」
と決心したのです。
そこから、有志の方に声をかけて何かできないかと話をしました。
しかし、そこから一向に進む気配がありません。
「これでは、半年たっても1年たっても進みやしないや」と
思い切って「草の根運動」を始めることにしました。
この「草の根運動」、丹後各地や中丹にまで広げていきました。
それがきっかけとなって、つねよし百貨店やよのなか塾さま
などのつながりが生まれ、居場所をやることができました。
先日も、福知山で行われた山山アートセンターさまの
「丹後」はなぜ福知山から遠いのか?に行ってきました。
そこでは、きっかけを作ることの大切さを感じました。
ミクタンという丹後の街歩きイベントについて紹介が
あり、10年となった今回で一区切りをつけるとのことです。
つまり、きっかけを作って役目を終えたと判断したとのこと。
「始まりがあれば終わりがある」役目を終えることも一つの
終了材料であり、続けることがすべてではないということなのです。
これは当会にも言えることで、続けることよりもきっかけを
作ることのほうが大切であるし、役目が終わったと判断できれば
自ずと終了としていきたいなと考えています。
だからこそ、皆さんの声を聴きたいと考えています。
うちの取り組みはみなさんにとってどうなのか?
きっかけになっているでしょうか?
こうやって書いてみると、別に不定期でもいいじゃない
きっかけさえ作れれば、居場所づくりにこだわる必要もないのかなと
特に居場所というのは皆さんそれぞれに考え方も違うものであり
それを作り上げることってそう容易でもないし、あえて居場所作り
とデカデカと掲げるものではないのかもしれません。
では「きっかけ」ってなんだろう。
わたくしは、気づきだと思うのです。
見える化ということに取り組んでいるフリーランスの人がいます。
「見えてきたことが実生活に活かせて行けるか?」メッセージすると
その方曰く、
「実生活に活かせるかどうかはアナタ次第❗️
見えるのと出来るのとは違うからね〜。
見えないのに先に行こうとすると方向間違ったりつまずいたりのリスク高くなるやろし。
そのリスクを出来るだけ減らすために、出来るだけ正確な仮説を立てるってことが必要であって、ソレがし易いのがこのメソッドかと。」
とメッセージをいただきました。
「きっかけ」って「気づき」なんですよね。
その先のことはそれぞれあなた自身が決めて行動することなんだと。
「きっかけ」や「気づき」を作らず、漠然と日々を過ごすことよりも
「きっかけ」や「気づき」を作っていくことは
「失敗も減らせるし、学ぶことにつながる」ということではないでしょうか?
「凸凹の会はきっかけづくりをして気づきを与える」
そのために、皆さんの当会についてのきっかけであったり、気づきを
教えてほしいなと思います。ぜひ、明日のいさざ会館で教えてください。
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